topimage

2018-05

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【実験企画】ぷちリレー その1 - 2010.10.30 Sat

「セリフで掛け合いしてみよう!」のウォーミングアップです。

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 できちゃった 7/23 ka
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清瀬くん = kasumi  久我くん = MIYAKOさん

影格子

駅前に着いたのは、待ち合わせより18分早かった。
近頃のケータイって、ぺったんこ過ぎて味気ないな、などと思いながら、ペコペコとメールを打った。
『駅前に、ふら~っと居るから
街は青空の色に染まっていて、懐かしい匂いにあふれている。
このまま待っても、一時間は退屈しないで済みそうだ。


 *** 

昔から時間に正確に行動するのが苦手だった。
その点、あいつとの待ち合わせは気楽だから誘いにはいつもなんとなくのるようにしてる。でないと、いつか誰1人として自分を誘ってくれなくなるような気がしてるし。そうなったらなっただけど、1人くらい俺を理解してくれたっていいじゃんかと思うからやっぱりのる。

待ち合わせにはまだ時間がずいぶんあるのにあいつは既に到着してるようで、だけど俺は後何分で着くかなんていちいちメールしない主義だから、ぱちんと携帯を閉じると、気に入りそうな道を選んで歩く。
影が駅まで繋がってたら俺は辿り着く。
影が駅まで繋がってなかったら、俺は辿り着かない。
なあ、あいつはどっちだと思う?


 *** 

「よー、何やってんの?」
「え、おまえこそ、なんでここに」
「やー、このへん懐かしくってぷらぷらしてたら、ソレっぽいのが見えたから。すげーなおれ、脅威の嗅覚」
「俺、ときどきおまえが怖い。おまえって実は神とかいうオチじゃねえよな」
「いいなぁ、神かあ。手始めに、給料1ケタ上げてぇぇ。そしたら50階建ての最上階ぶちぬいたフロアで、ガウン着て、ワインをこう・・・」
「それ・・・神? まるっきり天上を知らない庶民の思考じゃね。おまえ、彼女とかにもそういうこと話してんの」
「庶民の友達は庶民、これぞ神の采配だな~。・・・あれ、ドサクサに紛れてすげぇトコ探られてね? おれ、いねーし彼女」
(そういえば、こいつとこーゆー話すんの初めてだな。まあ気になる相手は居るけど、言うほど進展してねーし)

「とりあえず、ここ立ってるのもナンだから歩こうぜ」

目的地は近くの映画館。
話題のSF映画には、まだ時間が早い。
散歩か、腹ごしらえかの雰囲気。ひとまず歩き出す二人。


「で、そういうお前はどーなの?」
「・・・いたら、おまえと映画見ないだろ。だいたいさ、いないとか言ってっけど、次の日には彼女紹介してきそうなのが、清瀬マジック。あの店入ろう」

とうとつに、牛丼屋に足を向ける
久我。のんびりついていく清瀬。
音もなく自動ドアに飲まれる二人。

「へー。久我って彼女できたら、おれとは遊んでくんないんだー。いじけるなぁー、牛丼屋だけどカレー食べてやる」

「・・・させるかよ、牛丼並み盛1つ大盛り1つ

入るなり勝手に2人分注文して久我はさっさと席に座る。

おかしくてたまらない様子の清瀬が、くつくつ笑いながらあとに続く。

「やべー、強引すぎて惚れそうです。おれが悪かった。ひとつ提案なんだけど、映画キャンセルして電車のってどっか行かね? 海とか、山とか」

そこで言葉を切って、窓の外に目をやる清瀬。

「休みの日ぐらいさー、いつもと違う風景で生きたらいいじゃん、っていま思った。
 あとおれ、映画館で無言になるために久我呼んだんじゃない、って気がした」

くるりと久我を振り返り、やんちゃな顔で笑ってみせる。


「清瀬、おまえ・・・」

ふいと頬杖で余所見をする久我。「影が駅まで繋がってたら・・・」呟いて、はあ、と溜め息混じりに打ち消す。

「そんなにアホだとは思わんかった。ここ、おごりって意味か? 俺を呆れさせてごめんなさいっていう。まあどうしても行きたいってんなら行ってやってもいいぜ。ちなみに俺は、『山がそこにあるから』なんて言う変態とは違うからな」

「うん、『牛丼屋がそこにあるから』入っちゃう変態でしょ、知ってる知ってる」

箸箱から取り出した箸を、スイと差し出す清瀬。
久我が受け取ると、テーブルにほかほかの牛丼到着。

「いただきま~す! あれ、なんかこれ大盛りなんだけど。
 すいませーん、紅しょうが切れてまーす!
 ・・・で、何だっけ聖徳太子くん。びっくりしたけど行ってもいいけど照れくさかった、
 ついでにタカらせろって? ほんとに払おうとしたら、慌てて止めるくせに」

「どうでもいいけど、日本語喋れよ、大盛り泥棒」

外は相変わらずの上天気で、眩しいほどの青が目に散らつく。
絶好の海日和。
ローカルな電車に乗れば、海までは1本で行ける。


 *** 

足跡

「おーっ、潮の匂いがする。よし、走るぞ久我!」

小ぢんまりとした駅のホームで伸びを一つ、返事を待たずに駆け出す清瀬。
海岸は、駅から見えるほど近い。


「ガキじゃねーんだから! ・・・って、聞いてねぇよ」

海風が強い。駅舎の四角い出入り口の外に、写真のような景色が広がる。
久我は立ち止まり、手をかざして陽射しをさえぎる。

「ったく。野郎ふたりであれってどうよ」

「おーーそーーいーー!」

ご機嫌そうな清瀬。手には2本のペットボトル。
手旗信号のように振っている。一つを放る。放物線。
ボトルは金色に光って、砂に突き刺さる。ジンジャーエール。

「それ、おれのおごりーーー!」


砂の上で驚くほど強い陽射しにきらめいた液体を受け取って、久我はただ立ち尽くす。
金色に輝く液体に、影は生まれない。
まるで恋人とでもいるかのようにはしゃぐ清瀬の背にも、影などない。
そこへ辿り着くまでの道にも、濃い光は落ちていても、遮る影は見当たらない。
手にあるのはただ黄金色の液体で、久我はそろりとキャップを捻った。

瞬間、投げ渡されたボトルに充満していたガスが溢れ出し、久我の顔めがけて新たな弧を描いた。

「・・・清瀬・・・てんめーーーーー!!!」

久我はようやく走り出した。






---以下、通信欄---


つられてkasumi」でも触れましたが、このまま延々と続きそうだったので・・・(笑)
お試しということで、今回はここで区切りをつけさせていただきました♪

ちょっとお試しリレーのつもりが、短編一本できちゃいましたよ。
MIYAKOさん、ほんとにありがとうございましたー!!!

お話はこちら→ 牛丼とジンジャーエールの夏。








---過去の通信---

思いついたのでUPしてみます。
「セリフで掛け合い」のウォーミングアップに、いかがでしょう。
こちら側は、夜光☆に登場したくらいの年頃の、男の子という設定です。
待ち人の登場シーン、よかったら書いてみませんか?

※もちろん、作業はお好きなタイミングでお願いしまーす!
 DIALYを拝見すると、お忙しそうでしたので・・・
 (かくいうわたしも、次はいつ来られるか未定です~てへ
 また、ピンとこなければ暫く放置していただければ、
 別のバージョンも考えます。ではでは! kasumi (6/22)


ありがとうございます!
お、背景のあるタイプですね。
ごにゃっと書いてみました。
あれ?登場シーンてことは、これじゃまずかったかな? mi (6/22)


そしてありがとうございます! あ、まだ出会ってないんですね(笑)
この相方さん、影踏みしてるんでしょうか^^
今回は、ウォーミングアップなので、ささっと台詞に行っちゃいますね。
気楽な感じでいきましょー♪ 色分けしておきました。
kasumi (6/23)



はーい mi (6/24)

わかりにくいとこあれば、遠慮なく聞いてくださいねー。
とんち合戦じゃなくて、「セリフで掛け合い」がメインですから(笑)☆
kasumi (6/24)


だんだん、性格が出現してきましたねー(^m^)
そういえば、ふたりとも名無しさんのまんまですが、だいじょぶかな。
kasumi (6/25)


お気遣いありがとうございまーす!私もぼちぼちやってきますよ!
名前は必要があってもしつけたいのがあれば、私の勝手につけてくださって結構です(-v^)その方が、楽でしょう mi (6/26)


こちらこそ、おつきあいありがとうございまーす\(^o^)/
私も、名前はつけてくださってOK☆と思ってました。
では、お互い必要になったらということで~!
ト書きで少し設定を加えました。MIYAKOさんもご自由にどうぞ~
kasumi (6/29)


なんとなく霞さんの方に名前つけてみました!清瀬くんです。
で、私のト書きは敢えて中途半端にしておりますので、ご自由に。
あと、私の方は心の声を書かないでおきますので、好きに解釈して会話にしてくださいね!
(霞さんがなんと返答してくるのか、本当に友達と会話してる気分で楽しんでるのです)
ちなみに、miは牛丼屋に入ったことがないので細かいネタは嘘書くかもです(^^;A
mi (7/6)


こんにちはー、わたしも名前つけてみましたー♪
このふたり、たぶん学生時代は出席番号が連番ですね。
ト書きや心の声は、情報量を増やすために取り入れてみました^^
ただ、あくまで台詞を作るための道具と思ってるので、
たとえば小説に起こす際、不要なら消しちゃおうかなぁくらいに考えてます。へへ。
kasumi (7/8)


遅くなりもうした!今日は88の日!

いやあ霞さんのト書きなんかは上手で助かってますのでそのままで!
私はいろいろ駄々漏れしそう&霞さんの分まで誘導してしまいそうで怖いので
あえてあまり書かないようにすると思います!肥後もっこす!

おお、きみは久我くんなんだね!
自信がなくて、うっかりこんなものを調べてしまった…^v^;
牛丼チェーンでの注文の仕方
miyako (8/8)


おつかれさまでーす♪
なんかワクワクしてきました。なんでだろう?(笑)

そうかぁ・・・入ったことない人には、注文の仕方からして謎なんですね!
と、おかしいやら新鮮やらで、ほほえましい気持ちになったかすみです。

MIYAKOさんが名前つけてくれたら、急にわたしもつけたくなりました。
「相手の名前をつけあう」って、初めての体験でした。
なかなか、こそばゆいものですねwww
kasumi (8/10)


ヒヒヒ
清瀬くんがめちゃくちゃ霞さんワールドだ!
思ったとおり、人様と会話つなげてくって楽しい
でも、久我は私じゃないから、そこが二重に楽しいです
miyako (8/11)


どーもです^^
久我くんおもしろいなぁー。
小説に起こすのが、たのしみになってきました。
kasumi (8/11)



今すごい、久我の心境が見えます……

な、なんと!
小説に起こしてくだしゃるのれすか!?

miyako (8/12)


わーい、海になったー\(^o^)/
久我の心境……いいなーわたしも覗きたい(笑)

あはは、小説はなんとなく……
何考えて喋ってるのか、知りたくなってきちゃったので。
kasumi (8/14)


わかります。その気持ち。
相手がどう想像しているか、が、実際の会話と同じで
その見えないけど知りたい部分をあらわしてもらえると
面白いですよね。
たぶん、2人で違うこと想像してたりもするだろうし、
逆にビックリするほど通じ合ってたりすることもあるし。

miyako (8/24)


ぎゃあ! というほど空いてしまいました。
清瀬の「おそいーー」が、わたしの心に突き刺さる。
読者の方、ならびにMIYAKOさん、大変ご迷惑をおかけしました。

やっと書けそうだったので、とりあえず書いてみました。
MIYAKOさん、間が空きすぎて書きにくくなってしまったら、
それはわたしのせいですので、どうかご無理をなさらないでくださいませ。
kasumi (10/18)


おお、ひょこっと見たら、清瀬君が。
嬉しくて、棒高跳びができそうな気分です。

ちっとも書きにくくなかったですよ。そして、あれは、あの、前振りですよね?
ダ○ョウ倶楽部の上島の「押すなよ!?押すなよ!?」みたいな、前振りですよね!?
miyako (10/30)

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